「家族がゆったりとくつろげる、広い空間を」。これまでアパート暮らしだったMさんご家族が望んだのはこの一点でした。
「くつろぎ」の実現として、まず1階のリビング・ダイニングに吹き抜けを設け、畳敷きの小上がりを設置。床にはパインの無垢材を使用しました。そのさらさらとした肌触りは、6歳と3歳になる2人のお子さんも大のお気に入り。床に寝そべって遊ぶ風景が日常となっているそうです。そしてもう一つの希望である「広さ」を叶えるため、庭に張り出したウッドデッキの高さをリビングの床高に合わせました。晴天時には窓を開け、デッキをリビングの一部として使うことができます。
リビングの真上に位置する2階ホール部分にも、リビング機能を持たせました。また、ご主人たっての希望である「梁の見える天井」を叶えるべく、2階ホールの勾配天井に渡した梁は現しに。天井を高く見せる効果に加え木肌から漂う温もりに、ご夫妻お気に入りのスペースとなっています。
ふんだんに設けた収納スペースも「くつろぎと広さ」の演出に貢献。こうした細かな工夫の積み重ねが、夢の住まいを叶えました。
■建築データ
構造規模/木造(在来軸組工法)・2階建て
延床面積/115.92㎡(約35坪)
<主な外部仕上げ> 屋根/瓦 サンレイ、外壁/AT-WALL、建具/玄関ドア:断熱ドア、窓:YKK AP 樹脂サッシ APW330
<主な内部仕上げ> 床/ウッドワン ピノアース、壁・天井/クロス
<断熱仕様> 床下/古紙混入ポリプロピレン80㎜、壁/サーモウール110㎜、天井/ロックウール24㎏150㎜
<暖房方式> エアコン
オーナー様宅見学会